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骨盤の歪みが引き起こす腰痛とは

2018-12-21 [記事URL]

ぎっくり腰とは

不意に急激な腰の痛みに襲われるぎっくり腰は、魔女の一撃とも言われますが、正式には急性腰痛症と呼ばれる症状です。
何かをしていて不意にとか、きっかけがよく分からないといった方が多いのですが、何気ない動作で発生するぎっくり腰にもきちんと原因はあります。
また、以前から何となく腰に違和感があった、腰が重いような感じがしていた、動かしにくい感じがあったなどいう声もあって、本当は何らかの予兆があるのです。
ぎっくり腰を引き起こす要因としては、大きく分けて限度を超えた瞬間的な過負荷、蓄積された疲労といった2つがあります。
急に起こるので、限度を超えた瞬間的な過負荷が最大の要因と考える方が多いでしょうが、実は圧倒的に蓄積された疲労の方が多い傾向にあるのです。
日々の疲労が蓄積して緊張状態にある腰に、些細な負担がかかることで、腰椎周辺の筋肉・関節・靭帯・椎間板を捻挫または損傷により炎症が起こって腰に激しい痛みを引き起こすというのが発症のメカニズムと言えます。

ぎっくり腰はクセになる?

ぎっくり腰を初めて体験すると炎症が引いて痛みがなくなるまで安静にして、痛みが解消するとようやく治ったと安心されるのです。
しかし早いと数ヶ月後、遅くても数年後にはまたぎっくり腰になる方が多くて、そのためぎっくり腰はクセになるとよく言われます。
それにより数回繰り返してしまった方は、次はいつ起こるのかと日常の動きも慎重になって、思い切り体を動かすこともできなくなるのです。
しかも繰り返し起こるようになると、再発する間隔がどんどん短くなって、痛みもより強くなりますし、治りも遅くなる傾向があります。
では、なぜ治っても治っても再発するのかというと、それはもっと大事な根本原因を理解して改善していないからです。
実はぎっくり腰を引き起こす方の多くは骨格に歪みが見られて、特に腰椎4番・5番、骨盤に歪みのある方が多い傾向があります。
全ての骨には筋肉が付随しているので、骨盤を含む腰回りの骨格が歪むとその骨に付随している筋肉にストレスが常にかかることになるのです。
そして、そのストレスが疲労になり蓄積していくと、安静にして炎症が治まったとしても、根本の骨格の歪みがそのままでは、また疲労が蓄積していつの日か再発することになります。

体の歪みと骨と筋肉

このように骨格の歪みが腰痛の原因になることもあって、ぎっくり腰と骨盤の歪みには密接な関係があるのです。
では、骨盤を含めて体はどのようにして歪むのかというと、考えても分かるように骨は自力で動くことができません。
その為、骨は何かに引っ張られたり押されたりすることで動くもので、骨を動かしているものは何かと言うとそれは筋肉で、体の歪みの原因は骨自体ではなくて筋肉ということです。
体が歪む要因としては、利き手・利き足などによる日常の偏った動作、偏った荷物の持ち方、片方だけに負担がかかる生活習慣や癖などが代表として考えられます。
このような筋肉のバランスの悪さが要因として考えられるのですが、本来筋力は左右同じになることはないですし、体の作りも左右対称ではないのです。
では、骨盤など体が歪むことを防ぐことはできないのかといと、そのようなことはありません。
実は筋肉は力を抜くことできるもので、例え筋力の左右バランスが崩れたとしても、力を抜くことでバランスをとることができるのです。
例えば、リンゴを握り潰すことができる握力がある人でも、卵やガラスのコップを割らずに持つことが可能という事実からも理解できます。
このように筋肉は筋力のバランスが悪くても、力を抜くことによってバランスを調整することが可能ですが、筋肉が力を抜くことができなくなるとどうなるのでしょう。
脳では力を抜いていると認識していても筋肉に力が入っていると、力が入っている筋肉はその分縮んで、その筋肉がついている骨を引っ張るのです。
これが体の歪みを引き起こしてしまう原因になります。

ぎっくり腰と骨盤の歪み

体の歪み特に骨盤の歪みをそのまま放置していると、どのようなことが起こってしまうのでしょう。
まず、歪みにより骨盤内部の血管の圧迫に繋がる場合があって、血行が悪くなることで冷えや肩こり、頭痛や腰痛を引き起こしてしまうことがあるのです。
また骨盤が前方にズレている場合は、体はバランスを整えようとして胸の位置が後方にズレてしまって、その胸のズレをかばうため頭が前方にズレます。
この姿勢が猫背で、骨盤が歪んでバランスが崩れると、それを調整するために猫背になるケースがあるのです。
それから骨盤が歪んで広がってしまうと、股関節が外側にずれて両脚の骨や関節も外側に広がるため、脚の外側の筋肉ばかりが発達して内側の筋肉が弛緩するので、O脚になってしまうこともあります。
このように骨盤の歪みをそのまま放置していると、意識する方は少ないでしょうが実に多くのトラブルを引き起こす可能性があるのです。
先にも触れましたが、骨盤が歪むと付随している筋肉にストレスが常にかかって、ストレスが疲労になり蓄積することでぎっくり腰を引き起こすので、ぎっくり腰と骨盤の歪みには深い関係があります。

骨盤の歪みを治す方法は

正しい姿勢でないことで骨盤が歪むとよく言われますが、それだけではなくて歩き方・立ち方・座り方など、日常生活における何気ない行動が骨盤の歪みを生むんです。
体を動かしていると瞬間的な誤差は誰にでも生じることですが、そのちょっとした歪みを長続きさせないことが重要で、体に染みついた悪い癖を改善することが骨盤の歪みの予防・改善につながります。
長年の生活で体に染みついた悪い癖ですから、なかなか簡単に改善することは難しいですが、意識し続けることで脳から体へ送られる情報が書き換えられるため悪い癖は解消できるのです。
ただ長い期間が必要になるので、骨盤の歪み予防・改善につながるエクササイズを行ったり、整体や整骨院で施術を受けたりするのもひとつの選択肢になります。

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※あくまで健康知識であり、内容について保証するものではありません。


坐骨神経痛と姿勢のゆがみとの関係性

2018-12-20 [記事URL]

坐骨神経痛とは

脊髄から全身に枝のように伸びている神経が末梢神経で、その中で最も太く長い神経が坐骨神経といって、お尻から太ももの後ろ側を通ってふくらはぎや足先にとつながっています。
この坐骨神経に沿ってお尻から脚にかけて起こる痛みの総称が坐骨神経痛です。
坐骨神経痛を引き起こす疾患として考えられるのは、腰部椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・腰椎すべり症・変性側弯症などといった脊椎疾患が挙げられます。
特に腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症は、坐骨神経痛の原因として代表的な疾患です。
椎間板ヘルニアというのは、椎間板の髄核が周囲の線維輪の一部を破って外に飛び出して、それにより神経根を圧迫することにより痛みを引き起こす疾患です。
また腰部脊柱管狭窄症というのは、加齢で神経が通っている脊柱管の中が狭くなって、それで神経が圧迫されて痛みを引き起こされることになります。
それから梨状筋症候群といった骨盤内の梨状筋という筋肉が要因となって、坐骨神経が圧迫されて痛みが生じることも原因として挙げられるのです。
単に脊椎に関連した病気だけではなくて、閉塞性動脈硬化症や閉塞性血栓血管炎といった血管性病変、骨盤内腫瘍や脊髄腫瘍などの腫瘍性病変によっても発症します。
それから内科系疾患・婦人科系疾患・精神的要素など、様々な疾患が引き起こす原因となり得るのです。
このように原因となる疾患が多岐に渡るために、坐骨神経痛に対する治療アプローチも実に様々考えられます。
例えば、腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が原因であれば、安静・固定・痛み止め・理学療法などによる保存的療法をはじめ、症状に応じた手術療法が選択されることになるのです。

坐骨神経痛の症状

坐骨神経痛の症状の発生の仕方は、座っている時に痛みが増強して歩くと楽になるということもあれば、逆に歩くことによって痛みが増強することもあります。
また運動とは関係がなくて、お尻からふくらはぎにかけての痛みが生じることもあるのです。
発生する原因が腰部脊柱管狭窄症の場合の坐骨神経痛では、ゆっくりと歩いている時は症状がなくて、長時間立っていたり長い距離を歩いたりすると痛みが生じる間欠跛行という症状が見られることがあります。
その際に痛みが生じている時の苦痛はとても強くて、場合によっては日常生活に支障を来すことがあるのです。
一方腰部椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経痛が起こる場合の症状は、ヘルニアが発生する部位により症状の出現様式が違います。
例えば、多く見られる第4腰椎と第5腰椎の間でヘルニアが起こると、第5腰椎神経根が圧迫されるために、ふくらはぎの外側や足の甲から親指にかけて痛みやしびれが起きるのです。
第5腰椎と第1仙椎の間でヘルニアが起こる場合は、ふくらはぎの裏側から足の裏や小指にかけて痛みやしびれが起こって、多くの場合左右どちらか片方の脚が痛くなり左右両方が痛むことは稀と言われています。
発生する痛みは歩く時より座っている時の方が強くなることが多くて、くしゃみや咳をすると腰から脚にかけて痛みが走るのです。
神経を圧迫することにより発生する坐骨神経痛の場合は、長時間神経圧迫が継続するのでさらなる神経障害が前面に出てくることがあります。
その為、おしっこがちかくなる、排便をしにくくなるなどの膀胱直腸障害が出現することもあるのです。

坐骨神経痛の治療

先にも触れましたが坐骨神経痛を引き起こす原因疾患は多岐に渡るので、様々な適宜治療方法が選別されることになりますが、基本的に第一選択としては保存的治療となります。
その為、仮に原因によって手術による治療介入が考慮される場合であっても、まずは保存的療法に対しての反応性をみてから手術適応について決定されることになるのです。
坐骨神経痛の保存的療法としては、患部の安静を保つことが基本になりますし、運動をきっかけとして症状が増悪することもあるので、一時的に運動をやめることも必要になり得ます。
その上で消炎鎮痛剤により痛みに対処したり、筋弛緩薬や血管拡張剤を使用することで筋肉の凝りを解消して血行をよくしたりするのです。
また、装具を利用したり温熱療法を用いたり、神経ブロック療法が実施されることもあります。
このような保存的治療方法が奏功しない場合や、日常生活に支障を来している場合では、手術適応がある疾患であれば手術を行うことも考えられるのです。

坐骨神経痛と姿勢の悪さ

坐骨神経痛の原因は、先に紹介したように原因となる疾患ですが、それ以外に姿勢が悪いことで起こることもあります。
悪い姿勢の人の多くは体の中心にある背骨が歪んでいて、その歪みにより神経を圧迫して坐骨神経痛を引き起こしてしまうのです。
背骨は首の骨である頸椎が7個、胸にある胸椎が12個、腰の骨である腰椎5個が重なっていて、さらにお尻の2つの骨がつながっているので、背骨は合計26個の骨でできています。
そして、それぞれの間には椎間板という軟骨ですき間が作られていて、それにより体を曲げたり捻ったりすることができるようになっているのです。
しかし姿勢が悪い人は背骨が歪んでいるので、どこかのすき間が狭くなったり広がりすぎたりしています。
背骨には大事な神経が通っていので、すき間が狭くなってしまうとその神経が圧迫されて痛みが生じますし、広がりすぎて神経が伸ばされることでも痛みが出るのです。
このように坐骨神経痛と姿勢の悪さには深い関係があると共に、坐骨神経痛による姿勢の歪みを引き起こすこともあります。
つまり、姿勢の悪さで坐骨神経痛を引き起こすと、その痛みにより正しい姿勢をとることができなくなって、坐骨神経痛による姿勢の歪みが見られるのです。
そして坐骨神経痛による姿勢の歪みにより坐骨神経痛を引き起こすと言った悪循環を引き起こすことも考えられます。
この坐骨神経痛による姿勢の歪みを改善するには、お腹の奥のほうにある大腰筋という大きな筋肉を正常な状態にすることが重要で、その為には大腰筋の凝りをほぐす必要があるのです。

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女性の7割の方が首コリ肩コリで悩んでいる

2018-12-19 [記事URL]

女性の7割が首こりに悩まされている

スマホやパソコン、育児に家事などで肩や首を酷使しがちな女性が多くて首コリの悩みは尽きません。
実に女性の7割が首コリに悩まされていて、特にフルタイム勤務でスマホやパソコンを日常的に利用している方に多いことが分かっているのです。
また、季節としては生活環境が大きく変わる春から初夏にかけて多く見られます。
このように女性の方がスマホやパソコンによる首コリになりやすいのは、一般的に男性と比較して女性の方が首が細長くて、少ない筋肉で頭を支えているために血流が滞りがちだからです。
また、人間の頭の重さは約5~8kg程度と言われていて、その重たい頭を首が支えて、しかも上下左右に屈伸・回旋など複雑な動きをコントロールしていることも影響しています。

スマホやパソコンによる首コリだけではない

現在ではスマートフォンの国内普及率はとても高くて、ほとんどの方がスマホを持ち利用しているのです。
その証拠に電車に乗ると車両内の全員がスマホを操作しているといった光景も日常茶飯事で、生活に欠かせない存在になっています。
また1日の利用時間の平均は約1時間50分と言われていて、メールや電話だけではなくてSNS系やニュースなどの情報系、スマホならではのアプリケーションを使うなどといった理由で時間が長くなっているのです。
しかし、長時間のスマホの使用によって、肩こり・首コリ・腱鞘炎・眼精疲労・視力低下・ドライアイ・スマホ肘・スマホ巻き肩・ドケルバン病・VDT症候群・うつ症状などを引き起こすこともあります。
このような症状の総称がスマートフォン症候群で、スマホの利用はこうした身体の不調だけではなくて、スマホがないと不安などのスマホ依存症も問題になっているのです。
同様にパソコン仕事などで長時間同じ姿勢をすることにより、首や肩の筋肉が緊張し続けて大きな負担になっていることもあります。
血液を送り出すポンプのような働きが筋肉にはあるので、筋肉の緊張が継続することで血めぐりが悪くなって、首や肩のコリや痛みを招く原因になるのです。
特に、前のめりやうつむき加減の姿勢でパソコンを操作し続けていると、背骨の本来のカーブがなくなって、首よりも頭が前に出てしまうという指摘もあります。
首から腰に至る背骨のカーブは衝撃を吸収したり、肩こりや首こりを防いだりする役目があるため、カーブがなくなると疲れや痛みが出やすくなるのです。
1日中パソコン作業をしている、ディスプレーや書類を長時間見ている方は、首や肩に負担をかけにくい正しい姿勢で作業できる環境に整える必要があります。
また、1時間に一度は10~15分程度の休憩をとるとか、ストレッチで筋肉をほぐとか、遠くの景色を眺めるなどして心身のリフレッシュも心がけると良いです。

スマホやパソコンによる首コリを予防する環境

スマホやパソコンによる首コリなどの不調を予防するためには、自分に適したセルフケアを上手に取り入れることも大切になります。
ただセルフケアをする前に、自分の体に適した作業環境・使用環境を整えることも、首や肩への負担を減らすことは非常に大切になるのです。
パソコンを長時間操作する場合には、椅子の高さは足の裏全体が床にくっつく高さに調節して、さらに腰をかけた時に膝頭の位置がお尻よりも少し高い位置になるように調節しましょう。
もし椅子の高さを変えられない時には、足元に台を置いて調節するのもひとつの方法です。
軟らかい椅子は気持ちよさそうなイメージですが、首や肩にやさしい環境にするには硬めの座面の方が良いので、椅子自体を替えられないのなら硬めの座布団を活用するのも一つの方法としてあります。
椅子自体を替えられるなら、深く腰をかけた場合に膝裏と座面のふちの間に、こぶし一つ程度の空間ができる椅子にするのが理想的で、座面のお尻側が膝側よりも少し低く傾斜しているかもチェックすると良いです。
また背もたれも重要なポイントで、背中のS字型カーブにフィットして肩甲骨の下まで届いている椅子を選択しましょう。
それから椅子を見直したらディスプレーの高さの調整も必要で、このような環境作りはスマホ操作にも共通していることです。

スマホやパソコンによる首コリのセルフケア

スマホやパソコンだけではなくて、エアコンが効きすぎた冷える職場で同じ姿勢を続けることも、疲れやコリを悪化させることになります。
それは、冷えで筋肉が緊張し続けると血行が悪くなって、疲労物質や発痛物質が適切に排出されずに滞留するからです。
そのような場合のセルフケアとしては、襟のある服を着る、スカーフを巻くなどといった対策で首や肩を冷やさないようにしたり、貼る使い捨てカイロで肩や首を温めたりすることをおすすめします。
スマホやパソコンによる体の疲れや不快感は、目の疲れと直結していることも多くてパソコンなどを使う作業をしている人で、身体的な疲労や症状を感じている人の90%以上が目の疲れ・痛みを感じているのです。
このような場合は蒸しタオルなどで目を温めるのがおすすめで、それにより目のピント調節力の改善やリラックスにもつながります。
また疲れた目を温めることによって、首や肩のコリが和らぐこともあるのです。
長時間のデスクワークやスマホ操作で前のめりの姿勢を続けていると、緩やかなカーブを描いていた首の骨がまっすぐ伸びたストレートネックになる場合があります。
首の骨のカーブは首や肩の疲れを予防する働きもあるので、ストレートネックになってしまうと首や肩の筋肉に大きな負担がかかるのです。
これを予防するセルフケアとしてはバスタオルを丸めた首枕がおすすめで、寝る時に首の下に置くと本来の首の骨のカーブに近づくことができます。
スマホやパソコンによる首コリが酷い時には、できるだけ湯船につかって温熱作用により血めぐりを改善することが大切です。
湯船に浸かることは体に水圧がかかるので、足のむくみが気になっている人にも効果的なため、38~40℃程度のお湯に10分以上は浸かってじっくりと温まりましょう。

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猫背と肩こり

2018-12-18 [記事URL]

猫背は楽だが良い姿勢ではない

自分がどのような姿勢でいるか普段あまり気にすることがなくて、歩いている時や食事の時などで、いつの間にか背中が丸くなっていることもあります。
特に会社などでパソコンを使用している時や、スマートフォンを操作している時には、気がつくといつのまにか猫背になっていることも多いのです。
もともと人間は丸まろうとする力が強いもので、赤ちゃんはくるんと体を丸めて生まれてきますし、高齢になるにしたがって背中は少しずつ丸くなります。
この丸まろうとする力に対抗するのが筋肉の力ですが、多くの人は筋肉が本来の仕事をしていないため、猫背を生み出す原因になっているのです。
特に椅子に座るデスクワークにより悪化するのですが、これはなぜかというと猫背の方が楽だからと考えられます。
体重を支える体と床が接している部分を囲んだエリアのことを、理学療法では支持基底面と呼ぶのです。
椅子に座った姿勢の支持基底面は、お尻が椅子に接する面と両足が床に接する面を取り囲んだ範囲内で、この時最小限の負荷で安定する最も楽な姿勢は、体の重心が支持基底面の中心にある時になります。
しかし、きれいに背すじを伸ばして座ると重心が後ろ寄りになって、姿勢を安定させるには腹筋を活用しなくてはならないのです。
ところが背中を前に丸めると重心が前に移動して支持基底面の中心に近づくため、背中が丸まっている方が座る時に楽と考えてしまいます。
ただ誤解してはいけないのは、楽な姿勢と良い姿勢は違うということで、猫背の姿勢をとっている時は、背骨のたわみと骨周囲の靱帯程度しか動員していなくて、筋肉は単にその上に乗っかっているだけです。
その結果、筋肉の本来やるべき伸びたり縮んだりといった動作が繰り返すことができなくて、調子がおかしくなってしまいます。

猫背と肩こりの関連

人間の頭の重さは約5kg程度あるといわれていて、その重い頭を支えているのが首や肩ですが、正しい姿勢で頭を支えることができれば負担はほとんどないのです。
しかし、姿勢が悪いと5kgという重さを支えるためには、どこかに無理をすることになって、その無理が負荷として首や肩にかかると凝りとなり現れてしまいます。
これが猫背と肩こりの関連で、さらに猫背の姿勢を続けると深い呼吸ができなくなって、腹部が圧迫されるために胃腸の調子が悪くなることもあるのです。
このように猫背と肩こりの関連だけではなくて、猫背を続けることで様々なトラブルを引き起こしてしまうこともあります。
猫背姿勢でパソコン画面を見ると顎を突き出してしまう一方で、首の後ろ側の筋肉は縮まることになってしまいます。
様々な自律神経が首の後ろには通っていいるので、それにより圧迫を受けてしまい片頭痛・耳鳴り・かすみ目などといった不快な症状が起きてしまうのです。
また、肩が前に出る巻きこみ肩の姿勢になると、先にも触れましたが呼吸が浅くなって気持ちも滅入ってしまいます。
それから、本来は肩まわりに腕を前後・上下・斜めにと自由自在に動かすことを支える大胸筋や小胸筋が、いろいろな方向に走っていて、これらの筋肉が固まると猫背をさらに強化してしまうのです。
つまり猫背になるための筋トレをしているような皮肉な話になって、まさに悪循環に陥ってしまいます。
そして固まった大胸筋や小胸筋が邪魔するので、胸を張るのが辛くなるためにバストも下がりますし、手を挙げて体の左右でひじを肩と同じ高さに上げようとしてもひじが挙げられないのです。
ちなみに、顎を引くと二重あごになってしまって、首のしわやたるみが気になるという人もいて、それが猫背になってしまう原因とも考えられます。
猫背特有の顎を突き出す姿勢は、首の後ろを縮める代わりに前側を異常に引き伸ばすからで、ゴムと同様に伸ばされっぱなしでは皮膚が戻る力を失ってたるんでしまうからです。
また、腰まで丸まった若い人に多く見られる仙骨座りも、猫背を悪化させてしまう原因のひとつになります。
椅子に座る時にに背骨が丸まっていると、それに連動して腰も丸まって、骨盤の後ろ側の仙骨や尾てい骨で支える座り方になってしまうのです。
本来は座った時にお尻の下にある骨盤の下部のぐりぐりとした坐骨結節を座面につけて体を支えるのが美しい座り方なのですが、背骨を支える腹筋がないとそれが長続きしません。
このようなことから、猫背を悪化させてしまうのです。

猫背と肩こりの関連を知って根気強く修正を

猫背と肩こりの関連をはじめ様々なトラブルを引き起こす猫背ですから、猫背を改善して正しい姿勢にする必要があります。
その為に矯正ベルトなどを背中につける人もいますが、これは短時間のトレーニング用で長時間つけるのには向いていないのです。
また猫背で胸の大胸筋や小胸筋がガチガチに固まっているのに、ベルトで無理に胸を反らせると体は腰を反らせることで胸を広げようとするので腰が痛くなるだけになります。
体は全体がつながっているので、一部分だけの矯正をすることは故障につながるのです。
それよりも、日々の行動の中でこまめに筋肉を動かしていくことで、確実に体は学習して筋肉の質も変わって行きます。
急がば回れなので、まずいなと感じたらしばらく修正姿勢をとって、辛くなったら元に戻るということを日々やって行くことが大事です。
このように、猫背→修正→疲れた→猫背→修正→疲れたを繰り返すことで、繰り返し筋肉に伸び縮みの刺激を与えることで体に筋肉の使い方を再学習させましょう。
ちなみに猫背をリセットするためには、縮んで硬くなった筋肉をストレッチする、伸びて衰えた筋肉を鍛えるといった2段構えが必要です。
猫背で凝っている部分は、首の後ろにある後頭下筋群と頸椎の脊柱起立筋、胸の大胸筋と大胸筋の下にある小胸筋の2ヶ所なので、ここは伸ばしてストレッチします。
逆に、伸びて力を失っているのは、背中の胸椎を支える脊柱起立筋と、首の前側の舌骨上・下筋群なので、こちらはしっかりとエクササイズで筋力を取り戻すのです。

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産後直後の恥骨の痛み

2018-12-17 [記事URL]

恥骨の痛みとは

お腹が大きくなるにつれて恥骨の痛みが出るケースが多いのですが、痛みが起こる時期に関しては個人差があります。
妊娠後期から感じる妊婦が多いといわれていますが、お腹が大きくなる前の妊娠初期から痛みを感じる人もいて、もともと腰痛があったり恥骨に出っ張りがあったりする人に多いのです。
また二人目・三人目の妊娠で子宮を支える骨盤底筋が弱っている、前回の出産で骨盤が開いたままであるなどが原因で発生しやすい傾向があります。
恥骨の痛みが起こるタイミングも個人差があって、夜寝る前や寝起きのタイミング、寝返りをした時に痛みを感じる妊婦が多いです。
また、くしゃみをした時、運動した時、仕事で座っている時、歩く時など、特定のタイミングで痛みを感じる人もいますし、ズキズキした痛みが一定期間続く人もいます。
それから、恥骨だけではなくて股関節・お尻・腰・骨盤周辺に痛みを感じる妊婦が多くて、妊婦の約50%は骨盤周辺に痛みを感じているのです。
産後までその痛みが続き悩まされるケースも珍しくありませんが、妊娠期間を通して痛みを感じない人もいます。

どのような痛みを生じるのか?

下腹部前面を触ると確認できる硬い骨が恥骨で、左右に広がる恥骨と左右の恥骨をつなぐ恥骨結合があって、恥骨に痛みを訴える妊婦の多くは恥骨結合が痛い人が多いのです。
ただ骨盤は複雑な構造をしているために、どこにあるのか場所がわからない、恥骨と子宮口のどちらが痛いのか分からない人も少なくありませんし、恥骨の右側・左側のどちらか片方だけが痛む人もいます。
また人によって痛みの感じ方も様々で、生理のチクチクした痛み、下腹部からの鈍痛、ミシミシと骨がきしむような痛み、脚の付け根が引っ張られるような痛みなどがあるのです。
それから痛みの程度に関しても個人差があって、寝返りが打てなく眠れない、起き上がる時や立ちあがる時に痛くて片足をひきずるような歩き方になる、痛みで歩けない・動けないという人もいます。
骨盤周辺に痛みを感じる場合には、歩けない・寝返りしにくい・座っている時も痛いなどの状態を引き起こすこともあるのです。
痛みが強い時には下腹部から会陰にかけて痛みが走ったり、太もも・脚全体・腰などにも痛みが拡散したりする場合もあります。
このような痛みを我慢する妊婦も少なくありませんが、ストレスを溜めないためにも症状の緩和・改善を目指して医師に相談すると良いです。

恥骨の痛みを引き起こす原因

出産が近くなる妊娠9ヶ月から臨月には、赤ちゃんが骨盤のほうに少しずつ降りてきて準備をするので、赤ちゃんの頭が恥骨のあたりにきて圧迫することが原因になるのです。
特に、骨盤の大きさに対して赤ちゃんの頭が大きい場合や、逆子・双子で恥骨への圧力を感じやすいことで痛みを感じる人もいます。
妊娠前から腰痛をもっている人や骨盤の位置がずれている人は、子宮が大きくなることで恥骨結合部が他の人よりも開きやすいので恥骨に痛身を感じやすい傾向にあるのです。
また骨盤の靭帯を緩ませるホルモンが分泌されることで、恥骨結合を含め様々な部分への負荷が増えて痛みが生じることもあります。
それから恥骨に突出がある人は、お腹が大きくなる前から恥骨が痛むケースが多くて、産後にも腰痛・股関節痛・坐骨神経痛で足のしびれなどが現れやすいですし、産後の尿漏れに悩む人も多いのです。

恥骨の痛みを予防・改善するには

姿勢が悪いと恥骨の痛みが酷くなる傾向にあって、猫背気味で椅子に座った場合には恥骨の上にお腹と上半身の重みが集中して痛くなります。
ですから予防するのなら座面が硬い椅子に座って、背筋を伸ばして足を広げ骨盤を立てるイメージで座ると、上半身の重みが分散するので負担が減るのです。
また日頃から症状が悪化しないように姿勢に注意することが大切で、動くたびに痛みを感じる人は、できるだけ小股でゆっくりと歩くと良いでしょう。
また、長時間同じ体勢でいるのを極力避けることや、なるべく余裕をもってゆっくりと動作を行うと良いです。
それから散歩やウォーキングなどを痛みが感じない程度の距離・時間で行うのもおすすめですし、休める時にはしっかりと体を休めることも大切になります。
出産前の痛みは本当に辛いですが、赤ちゃんの成長を感じられる症状のひとつでもあるので、上手に対処しながら予防・改善を心がけることです。

運動やグッズで予防・改善

改善方法が様々ありますが、症状・痛みの程度・原因によっては症状が悪化することもあるので、何らかの異変を感じたらやめるようにしましょう。
また症状緩和のために運動を行うことや、何かグッズを使用することもあって、その時には念のため医師と相談してから行うと安心です。
恥骨にズレがある人は恥骨の部分が盛り上がっているので、これを和らげると痛みが緩和すると言われています。
安産体操や骨盤体操は症状緩和への期待ができますが、痛みのある場合には控えて無理をしないことも大事です。
また、ストレッチ・エクササイズ・ヨガなど体を動かす場合には、先にも触れましたが必ず実施前に医師に相談してから行うと共に、できれば専門の指導員がいるところで行うと良いでしょう。
骨盤ベルトやさらしを使用して骨盤が開きすぎないようすると恥骨の痛みが軽減する人もいるので、痛みがある人の使用をおすすめです。
ただ痛みの程度や原因によってはベルトや腹帯で症状が悪化する人もいるので、医師に使用の確認したり巻き方などを説明書で確認したりすると良いでしょう。
恥骨だけではなくて、股関節・下腹部と太ももが接する部分である鼠蹊部・腰・お尻などが痛い人もいるので、必要に応じてマッサージ・整体・ツボなどを検討しても良いです。
恥骨の症状緩和は位置的に難しいですが、その他の痛みについてはマッサージ・整体・ツボなどで痛みの改善に期待ができる可能性があります。
ただ妊婦の体はデリケートですから、整体やマッサージなどを試して良いのかを医師に確認することも大事です。


産後のぽっこりお腹

2018-11-12 [記事URL]

ぽっこりお腹の原因は腹筋の衰え?

ぽっこりお腹になってしまう主な原因としてはいくつか考えられて、どれかひとつが原因でなっているというよりも、複数の原因が重なることがほとんどです。
そのひとつの原因として挙げられるのは腹筋の衰えで、具体的にはお腹前面の腹直筋や脇腹の腹斜筋、腹部インナーマッスルの腹横筋などが衰えることが影響します。
なぜ、こうした筋肉が衰えるとお腹が出てしまうのかというと、腹筋が内臓の位置を保つという働きを担っているからです。
つまり、腹筋が衰えることによって支えを失った内臓の位置が、本来あるべき位置よりも下がってしまって、結果的に下腹がぽっこりと出てしまいます。
また、このように内臓の位置が下がると内臓の働きが鈍くなって、腸の蠕動運動の鈍化や腸内環境の乱れなどを引き起こしてしまうのです。
その結果、腸内にガスが溜まりやすくなったり、代謝が悪くなったりする可能性もあって便秘や肥満につながります。
ですから運動不足気味の方は、腹筋を鍛える筋力トレーニングに取り組むと共に、野菜をあまり食べない・脂っこいものを食べることが多いなどの方は食生活の改善に取り組む必要があるのです。
もうひとつ腹筋が衰えてしまう理由として考えられることは、単純に運動不足ということもあります。
それと共にデスクワークやスマホ利用の時間が長くて、前屈みの姿勢が常態化して腹筋が使われないことも大きく影響しているのです。
猫背でお腹がぽっこり出ているという方は、腹筋と共に背中の筋肉も衰えている可能性があるので、筋トレなどを実施して筋肉を鍛える必要があります。

原因は姿勢や骨盤の歪み?

猫背など姿勢の悪い人は、正常にお腹の筋肉を使えなくてお腹に脂肪が溜まってしまうので、猫背で姿勢が悪い人はぽっこりお腹になりやすい傾向にあるのです。
また姿勢が悪いと本来は体を支えるために使用する筋肉を使えていないために、筋肉ではなくて骨で体を支えて、それにより体が歪んで代謝が落ちています。
体の歪みで代謝が落ちるとその分お腹に脂肪がつきやすくなって、ぽっこりお腹が出てしまうことにもなるのです。
それから、腹筋の衰えと共に骨盤の歪みにより内臓下垂を招くこともあります。
骨盤が歪む原因は様々で一概には断定できませんが、足を組む、左右のどちらかの肩にばかりバッグをかけるなどの悪い生活習慣が原因になっていることが多いです。
ただ何の知識もない素人が骨盤の歪みを判断するのは難しいですし、間違った骨盤矯正をすると逆効果になってしまいます。
ですから、骨盤が歪んでいるのではと心当たりがある場合には、医師・整体師・トレーナーなど体の専門家に相談してチェックすることが大事です。
適切な診断結果を基に正しい矯正方法で骨盤の歪みを解消してもらうと共に、セルフケアの方法やアドバイスしてもらうと良いでしょう。

原因は皮下脂肪や内臓脂肪がついている?

ぽっこりお腹になってしまうパターンのひとつとして、もともと脂肪がつきやすい傾向にあるお腹周りに体脂肪が付くことが考えられるのです。
体脂肪は主に皮下脂肪と内臓脂肪の二つに大別されて、一般的に男性の場合は内臓脂肪が付きやすくて、女性の場合は皮下脂肪が付きやすいと言われています。
ちなみに、男性に付きやすいと言われる内臓脂肪は、外見からは分かりにくいですが、食事改善をすることで比較的短期間で落ちやすいです。
一方、女性に付きやすいと言われる皮下脂肪は、お腹を触った時に掴めて内臓脂肪と比較して落とすのが難しく、運動と食事によるダイエットを実施して落とす必要があります。
ただ、皮下脂肪は女性に内臓脂肪は男性に付きやすいというのはあくまでも傾向なので、皮下脂肪と内臓脂肪どちらにも注意が必要になるのです。

解消法は筋トレで腹筋を鍛える

ぽっこりお腹を解消するには、筋トレで腹筋を鍛えることで内臓を支える力を取り戻すことが大切ですし、姿勢を保つ役割が腹筋にあるため腹筋を鍛えて良い姿勢を保つことも大事です。
腹直筋は、体を折りたたむ動きにより、腹斜筋は体を捻じる動きで、腹横筋はお腹に力を込めることによって鍛えることができます。
それから、内ももにある内転筋は骨盤を支える働きもあるので、内ももの筋肉が衰えることで骨盤が歪むことがあるのです。
また内転筋は意識的に使う筋肉ではないので、気づかないうちに衰えていることも考えられます。
ですから、足を左右に開閉する動きなど意識して内転筋の筋トレに励むことで、内ももの筋肉の衰えが改善できる可能性があって、それにより骨盤の歪みとぽっこりお腹が解消されることもあるのです。

解消法は背中の筋肉を刺激して鍛える

腹筋以外にも正しい姿勢の維持に関係する背中の脊柱起立筋や肩の僧帽筋を鍛えることも、姿勢の改善につながるので解消法となります。
姿勢に関係ないように感じられますが、僧帽筋が衰えると肩甲骨が開きやすくなって、肩が前にやすくなるので猫背になりやすいのです。
また、悪い姿勢が継続されるとその状態で筋肉が固まってしまう場合があるので、ストレッチにより筋肉をほぐしてから筋トレを実施した方が効果が出やすくなります。
体を反らす背筋運動で脊柱起立筋が、肩甲骨を閉じる動きで僧帽筋が鍛えることができるのです。

解消法は食生活を改善する

食物繊維不足で腸内細菌のバランスが乱れると、便秘だけではなくて腸内でガスが発生してお腹が張るので、ぽっこりお腹を引き起こしてしまいます。
食物繊維には腸内環境を整える効果があるので、意識して食物繊維を摂取することが大事です。
また食物繊維には、腸内で水分を吸収して膨らむことで便の量を増す働きがあって、便がスムーズに肛門へ運ばれやすくなります。
それからダイエットで皮下脂肪を取り除くことも解消法になるので、有酸素運動で消費カロリー量を増やすと良いです。
ただ有酸素運動は脂肪だけではなくて筋肉も落ちてしまうので、筋トレによるダイエットがおすすめですし、栄養バランスの整った食事を三食きちんととることが大切になります。

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※あくまで健康知識であり、内容について保証するものではありません。


ひざ痛・変形性膝関節症

2018-11-11 [記事URL]

ひざ痛・変形性膝関節症とは

ひざの関節の軟骨が傷つくことにより関節に炎症が発生して痛みを生じる疾患が変形性膝関節症で、日常生活に伴うひざの痛みの原因として最も多いものです。
50歳代以上の男性・女性に見られる症状で、特に女性に多く40歳代から少しずつ増え始めて、60歳代の女性の約40%、70歳代の女性の約70%が発症すると考えられています。
発症すると、ひざの痛みのために歩かなくなって脚の筋肉が衰えていき、ひざを守る筋肉が衰えるとさらにひざに負担がかかるといった悪循環に陥ってしまうのです。
具体的な症状は、痛み・腫れ・動きづらくなるで、最も多くみられる症状は先にも触れましたが、ひざを動かした時に生じるひざの痛みと言えます。
はじめのうちは立ち上がる時や歩き始める時など、ひざに体重がかかる時に痛むことが多いのですが、進行すると階段の昇り降りの時や正座した時など、特別な動作をした時にも痛みが生じるようになるのです。
また、安静にしている痛みは軽減するのですが、症状が進行していくと安静時でも痛みがとれないこともあります。
変形性膝関節症により関節に炎症が起こることで、ひざのお皿の周辺に水がたまりますし、水がたまるとひざが腫れて痛みが起こって動かしにくくなったりするのです。
それから、正座やしゃがむなどのひざを曲げる動作が難しくなりますし、ひざを伸ばすことも難しくなります。
歩き始める時に横にぶれることもあって、このような動きづらくなるといったひざの動作障害が症状として現れるのです。

ひざ痛・変形性膝関節症を引き起こす原因

長い期間ひざに負担がかかることにより、ひざの関節の軟骨に傷がつくことが原因と言われていますが、明確な原因に関しては分かっていません。
ただ発症につながる要因として考えられることには様々なものがあるので、それらに対して注意していくことも大事です。
長い期間ひざに負担がかかることで発症しやすくなるのですが、それと共に関節の軟骨に栄養を供給するヒアルロン酸が、加齢に伴って減少することで軟骨が傷つきやすくなります。
また人間が歩く時には、ひざに体重の約3.1倍の負荷がかかると言われているので、体重が重いほどひざに負担がかかりやすくなって、ひざの軟骨や半月板が傷つきやすくなるのです。
つまり、太り過ぎということも発症する要因のひとつになります。
猫背など姿勢が悪い状態で歩くことで、普通の姿勢で歩くよりもひざへの負担が大きくなって発症しやすくなることもあるのです。
特に日本人はO脚が多くてひざの内側に体重がかかることで、内側の軟骨が傷つき痛みを発症することがあります。
それから、運動不足による脚の筋肉の衰えによって、ひざに大きな負担がかかって軟骨が傷つきひざを動かした時の衝撃が吸収できにくくなり痛みを生じこともあるのです。
女性に多く発症することから、理由は明らかになっていませんが、閉経などによるホルモンバランスの変化も影響していると考えられています。

ひざ痛・変形性膝関節症の治療

1週間程度経過しても治らない場合には、整形外科を受診して適切な治療を受けるべきで、先にも触れた炎症の悪循環に陥ってしまうと、水がたまり続けることもあるのです。
整形外科で一般的に行われる治療には保存療法と手術療法があって、進行度に応じて治療することが効果的と言われています。
具体的な保存療法としては、痛み止めの内服や湿布・塗り薬などの外用薬を用いる対症療法があって、一過性の痛みについては治すことができるので、強い痛みを我慢するよりは体によい場合もあるのです。
潤滑成分として軟骨表面の保護をする目的で、軟骨・関節液の重要な成分のヒアルロン酸を注射する治療もあります。
また炎症を強力に抑え込み鎮痛効果も高いステロイド注射による治療もありますが、頻繁に使用すると軟骨や靭帯を弱くするので2ヶ月~3ヶ月に1回程度が目安になるのです。
このような保存療法をはじめとして、筋肉を鍛えたり体重を落としたり、無理な負担を避けたりすると言った予防・改善策を実行することで改善することも多いです。
しかし軟骨の摩耗や骨の変化が強いケースや、O脚が強い場合で膝がまっすぐ伸びないケースなどにより、強い症状が慢性的に継続して良くならない場合には手術療法を選択することになります。
手術療法として行われる代表となるは人工関節手術と骨切り術で、変形性膝関節症に対して最も多く実施されているのは人工関節手術です。
人工関節と言うとひざの上下に蝶番を付けるようなイメージを持つでしょうが、傷んだ関節の表面を数ミリ程度切除して金属のかぶせものをするのが手術の内容となります。
歯科医院で虫歯を削って金属やセラミックのかぶせ物をすることで、痛みなく物が噛めるようになるのと同様です。
術後は翌日から数日で、立ったり歩いたりするリハビリが始まって、約2週間~4週間程度で退院して比較的速やかに日常生活に戻ることが可能になります。
もうひとつの骨切り術はひざの内側に病変部があって、歩行時などで内側に荷重がかかって強い痛みが生じ、下肢がO脚に変形してしまう場合に対して行われる手術です。
O脚を矯正して内側にかかる荷重を、残っている正常な軟骨や半月板の外側の関節に分散させる手術で、時間経過と共に筋力が増強して関節機能が改善することが特徴でもあります。

改善・予防には筋力をつけること

ひざ痛・変形性膝関節症の治療をすることで改善しますが、まずは痛み始めの段階で修正することが大切です。
痛みを放置しておくと炎症が続いて軟骨や骨がさらに傷んで行きますし、軟骨への負担が強まるとなかなか元へ戻せません。
そこで、改善・予防に効果的なのが筋力をつけることで、ひざ関節に関する筋力の動きには、関節を動かす・関節を安定化させる・関節面への衝撃を緩和するなどがあるのです。
ですから、筋肉を鍛えて関節が安定した状態で動くようにすると、軟骨のすり減りを抑えてひざの痛みも緩和することにつながります。

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出産後に股関節痛はなぜ起こるのか

2018-11-10 [記事URL]

股関節痛を引き起こす変形性股関節症

股関節は太ももの骨の大腿骨の上端にある丸い骨頭という部分が、骨盤のくぼみの寛骨臼に、はまりまり込むような形になって構成されています。
また骨の表面が滑らかで弾力のある軟骨で覆われていて、その軟骨が関節を動かしたり、体重がかかった時の衝撃を緩和するクッションの役目をしたりしているのです。
こうした構造をしていることによって、脚を様々な方向に動かすことが可能なのですが、子供の頃の股関節脱臼や臼蓋形成不全などの障害や、加齢・骨折などにより股関節の痛みが起こることがあります。
骨折以外の症状は、耐久性のある軟骨が年齢と共にすり減って行くなど、長期間かけて少しずつ進行して痛みを引き起こすことが多いのです。
関節を守っている軟骨が徐々にすり減ることで発症するのが変形性股関節症で、股関節を動かしたり体重がかかったりするたびに骨同士がこすれ合って痛むようになります。
また、場合によってはその痛みのために歩行が困難になることもあるのです。
変形性股関節症には、一次性変形性股関節症と二次性変形性股関節症があって、日本では二次性変形性股関節症の割合が非常に高いと言われています。
また、高齢者の方によく見られ傾向にあって、特に女性に多いのが特徴です。

変形性股関節症の症状と進行度

股関節痛を引き起こす変形性股関節症の一次性変形性股関節症というのは、原因不明で関節軟骨がすり減って骨が変形するものです。
二次性変形性股関節症は、生まれつきの股関節脱臼の先天性股関節脱臼や股関節の発育が悪い臼蓋形成不全などが原因で発症します。
変形性股関節症は、痛みが出たり安静により痛みが軽減したりを繰り返しながら、非常にゆっくりと進行していく慢性的な病気で、次第に症状が重くなっていくのです。
一度傷ついた軟骨が元の通り回復することは難しいのですが、早い段階から適切な処置を行うことにより進行を遅らせることができます。
初期の変形性股関節症は、関節の軟骨が傷つき関節の隙間がわずかに狭くなって、何となく違和感があるといった軽度の痛みが見られるのです。
また股関節以外にもお尻・太もも・ひざなどが痛む場合もあって、変形性股関節症と気づかないこともあります。
この初期段階での治療としては、主に減量や痛み止めの内服などによる保存療法が実施されるのです。
関節の軟骨が広い範囲で変性・摩耗して関節の隙間が明らかに狭くなる進行期になると、骨嚢胞や骨棘が現れて痛みが慢性化するため歩行にも支障をきたし始めます。
この進行期の治療としては、軽い筋力強化訓練・薬物療法・温熱療法の他にも、疼痛が強い場合には人工股関節置換術が実施されることがあるのです。
関節の軟骨がほとんどなくなって関節の隙間がなくなる末期では、股関節の著しい変形がみられますし、極度の痛み・関節がかたくなる・歩きづらくなるといった症状が起こります。
また筋力が落ちてお尻や太ももが細くなって、左右の脚の長さが違ってしまうこともあるのです。
末期の治療としては人工股関節置換術が実施されて、痛みや歩行の大幅な改善が期待できます。

その他の股関節痛を引き起こす病気やケガ

骨頭に血液を送る大腿動脈と静脈はとても複雑であって、血行障害を起こしやすい構造になっているのです。
この大腿骨頭栄養血管の血流が悪くなって、骨が壊死してしまう病気が大腿骨骨頭壊死で、この疾患は国の特定疾患に指定されています。
多くは原因不明なのですが、ステロイド剤を多量に使用した場合や、アルコール摂取量の多い人などに発症することが多いと言われているのです。
女性に多くみられる疾患で、体の多くの関節に炎症が起こって関節が腫れて痛む病気が関節リウマチで、これにより股関節痛を引き起こすこともあります。
股関節に及ぶ場合には股関節を伸ばせなくなったり、立ち座りの動作や階段の昇り降りの動作などがスムーズにできなくなったりするのです。
また、股関節の可動範囲が狭くなることにより、歩き方がぎこちなくなります。
治療法としては、薬で痛みを緩和したり運動やリハビリなどを実施したりする保存療法が行われますが、症状が進行すると人工骨頭や人工股関節に置き換える手術が行われることもあるのです。
大腿骨の近位部の骨折を大腿骨頚部骨折といって、骨折が関節包の内側なら内側骨折、外側なら外側骨折と大まかに分類されています。
大腿骨頚部骨折は、骨粗鬆症の進行と共に骨がもろくなって、少しつまずいただけでも骨折しやすくなる高齢者に多い骨折で、股関節痛の要因になると一緒に高齢者の寝たきりの原因にもなっているのです。
ちなみに、4人に1人程度の割合で大腿骨頚部骨折が寝たきりの原因になっていて、高齢者の自立やQOLを低下させる重篤な疾患といえます。

股関節痛の様々な治療法とセルフケア

股関節の痛みを抑えるための治療は、症状・段階・目的などによって様々な保存的治療法が実施されます。
主なものとしては、股関節周囲の筋肉を強化することで、股関節への負担を軽減して痛みを緩和する運動療法があるのです。
また体重も股関節への負担に関係するので、減量することも股関節への負荷を軽減することにつながります。
患部を温めることにで血行を促進して炎症を軽減させて痛みを抑える温熱療法もあって、温めることにより筋肉や関節が動かしやすくなるのです。
消炎鎮痛薬を用いる、股関節にヒアルロン酸を直接注射するなどで、痛みや炎症を抑える治療が薬物療法ですが、副作用のリスクを伴うので医師に相談しましょう。
歩行時に杖を使用することで股関節にかかる負荷を軽減したり、靴に補高を行い調整したりする装具療法というのもあるのです。
また、家庭でも簡単にできるセルフケアにより痛みの症状を緩和できますが、正しいやり方をおぼえて無理をしないで実施することが重要になります。
その方法とは歩くのに必要な筋肉を鍛えるトレーニングで、手術を受ける方が手術前からトレーニングしておくと、手術後のリハビリテーションがスムーズに行えるのです。

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生理痛・PMSを防ぐ

2018-11-09 [記事URL]

女性の体の仕組みを再確認

女性特有の悩みになる生理痛・PMS(月経前症候群)は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンの分泌と密接に関連しています。
下腹部痛や頭痛などの体の不調だけではなくて、イライラや気持ちの落ち込みなどといった心の不調として現れる場合もあるのです。
このような不快な症状が気になっている方はホルモンのリズムをチェックすると共に、ストレスや疲れを溜め込まない生活を心がけ規則正しいライフスタイルを送りましょう。
その為にも、生理痛・PMSを防ぐための基礎知識や女性の体の仕組みを再確認しておくことも大切です。
生理の仕組みを知るためには、生理の前に体の中で起こる排卵について理解する必要があります。
女性の骨盤腔の真ん中には子宮があって、その左右に卵巣が一つずつあり卵子を含んだ細胞の集合体である卵胞の成育をしているのです。
生まれた時には、その卵巣には100万個ともいわれる原始卵胞が用意されていて、やがて生殖機能が整うといくつかの原始卵胞が育ち始めますし、原始卵胞から卵胞ホルモンが分泌されます。
この卵胞ホルモンには子宮内膜を厚くする作用があって、それは受精卵の着床に備えてフカフカのベッドをつくるためです。
そして卵胞ホルモンの分泌量がピークになると、卵巣で育っている原始卵胞の中で最も成長した卵胞が飛び出すのが排卵になります。
ただ排卵の後に受精が成立しないで不要になった子宮内膜の一部は、はがれ落ちて体外へ排出されるのが生理で、一般的には25~40日程度の周期で起こるのです。

健康的な生理が繰り返されているかが重要

毎月生理が来ているから安心と考えて、出血量や日数のことは気にしない方も少なくないのですが、生理は単に毎月来ているだけではなくて正常に来ているかが大切になります。
ですから、周期日数・出血持続日数・1日の出血量などが目安から大きく外れていないのかをチェックすることが重要です。
ただ一概に目安から外れているからと言って異常や病気があるとは言い切れないのですが、目安から外れた状態が3ヶ月以上継続する時には、何らかの病気が潜んでいる可能性が考えられます。
卵巣ホルモンは排卵・月経・妊娠などだけではなくて、自律神経を含め皮膚や骨の健康など女性の健康に様々な面で関わっているのです。
そこで、生理痛や生理不順など生理に関連する悩みだけではなくて、ちょっとした不調が気になった時でも気軽に受診できる婦人科を見つけておくことも必要になります。
情緒不安定が気になって心療内科を受診して入院した結果、心療内科の症状ではなくてPMSと判明したというケースもあるのです。
気軽に受診できる婦人科があると正しい投薬指導が受けられて多くの不調は改善できますし、様々な相談もできるので気持ち的にも楽になります。
また婦人科の病気は卵巣や子宮が痛くないからといっても異常がないとは限らないことで、おりものの状態から病気が判明する場合もあるのです。
それから、更年期を迎えた時にも受診する決心がつきやすいので、更年期の症状を早めに軽減できることにもつながります。
気軽に受診できる婦人科が見つけにくいという方は、子宮頸がん検診や乳がん検診に行って信頼できる婦人科を見つけるといった方法もあるのです。

生理痛が起こる原因と対策

生理にまつわる代表的な不調として知られているのが生理痛・PMSで、特に経血を押し出そうと子宮が収縮することで、下腹部や腰が痛くなる生理痛は多くの女性が悩んでいます。
これは、子宮内膜の中のプロスタグランジンといった発痛物質が分泌されることで起こるもので、この発痛物質が血液中を流れることにより頭痛などを招くこともあるのです。
ただ、生理痛になるのは当たり前、生理中だけ我慢すれば治る、病気を抱えているわけではないといった考え方は危険で、子宮内膜症などを発症している場合もあります。
ですから、少しでも痛みなど何らかの症状があれば婦人科を受診してみることも大事です。
また生理痛の程度は年代によって変化する以外にも疲れや体調に左右されますし、下半身が冷えて血行が悪くなると痛みが増す場合もあるので冷えにも注意が必要になります。
そこで生理痛の対策として知っておきたいセルフケアとしては、生理痛を酷くする冷えをまずは防ぐということです。
また、和食中心のバランスよい食生活に変えていくことや、生理中こそお風呂・足湯でしっかりと体を温めることも大切な対策になります。
それから、仕事の合間にできるストレッチや、朝や寝る前に実行したい下腹部の血行を促進するストレッチもおすすめです。

PMSが起こる原因と対策

排卵の後から月経が始まるまでの黄体期になるとイライラや落ち込みなど、様々な不調やトラブルが起こる人がいて、これはPMSと呼ばれる症状です。
体の痛みやだるさなどの身体的症状以外にも、情緒不安定になる・イライラする・落ち込むといった精神面で悩むケースが多くあります。
これは黄体期にプロゲステロンが増加して、心のバランスを整えるセロトニンが減少するのが主な理由と考えられていますが、実際にははっきりとした原因は解明されていないのです。
中学生でもPMSを引き起こす人はいますが、子育てに追われたり仕事が忙しかったりと、ストレスやプレッシャーを感じやすい20代後半から30代前半の女性に多い傾向にあります。
このようなストレスがあるとPMSを引き起こしやすい傾向にあるので、気になる人はストレス対策が必要ですし、心身を整えるために食事や生活習慣に気を配るのも大切です。
PMSを緩和するセルフケアとしては、何と言っても最大の要因となるストレスを軽減することで、その為にも自分なりの効果的なリラックス方法を見つけておきましょう。
温感スポットを温めてリフレッシュ、十分な睡眠とバランスよい食事で心身を健康に整える、ぬるめのお湯+入浴剤の香りでリラックスなど様々な方法があるのです。

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骨盤歪みによる内臓機能低下

2018-11-08 [記事URL]

どのような役割が骨盤にはあるのか?

体の上肢と下肢の中心に位置している骨盤は、下部で体を支え上部で脊柱を通じて脳を支えるといった役割があります。
それだけではなくて二足歩行を支える役割、座る時の台座としての役割、様々な臓器の受け皿としての役割などもあるのです。
特に女性にとっては、骨盤の形を変えて妊娠・出産を可能にすると言った重要な役割もあって、まさに体の要となる存在と考えられます。
ですから骨盤が歪んでしまうとこれらの役割を果たしにくくなるので、骨盤歪みによる内臓機能低下や全身の筋肉の低下が起こるのです。
また骨盤は体の中心の位置で体幹を支えるので、骨盤が歪んでしまうと猫背などの不良姿勢の原因にもなります。
そして、そのような不良姿勢でいると肩こり・頭痛・腰痛・足の疲れ・全身疲労など様々な症状の原因になるのです。
それから骨盤には腰や足の筋肉が付着していて、下半身の運動に関わる神経が通っているために、骨盤の機能不調により腰痛・足のむくみ・O脚・膝や股関節の不調・臀部や下半身のたるみなどの原因にもなります。
さらに女性特有の症状として、新陳代謝の低下・冷え・便秘・生理不順・生理痛や妊娠・出産時の腰痛などといった症状を引き起こしやすくなるのです。

骨盤歪みによる姿勢に与える影響

骨盤が歪んでしまう原因はたくさん考えられますが、筋肉の衰えが大きく作用していて、骨盤が衰えて下がった筋肉に引っ張られて歪んでいく状況が生まれます。
そして体の中心にある骨盤が歪むと上肢にも下肢にも影響が出てしまいますし、骨盤が歪むと骨盤の動きが制限されて周辺の筋肉が細く弱くなり萎縮してしまうのです。
このように硬くなりながら筋力が低下すると、下腹部に力が入りにくくなって下半身が不安定になりO脚やX脚を引き起こしてしまいす。
その為、筋肉量を増やそうとして下半身の運動をしても下半身自体が活性化されないため、引き締まらない・より太くなるという状態になるのです。
つまり、筋肉の衰えが骨盤の歪みに影響して、それによって歪んだ骨盤が筋肉の衰えを助長すると言った悪循環になってしまいます。
また下半身が不安定ということは、支えられている上半身も不安定になって猫背になりやすく、背中の筋肉や胸の筋肉が動かしにくくなりバストも垂れやすくなるのです。

骨盤歪みによる内臓機能低下

骨盤には様々な内臓の受け皿としての役割があって、男性と比較して骨盤が広い女性は、大殿筋・中殿筋などのお尻の筋肉が弱くなりやすく機能が低下しやすいといわれています。
また、骨盤を支える役割が強く内臓の位置を保つ役割がある骨盤底筋郡は、骨盤の歪みなどで筋力が弱くなると内臓全体が下がってきやすくなるのです。
このように内臓が下がった状態を内臓下垂といって、本来の位置にあると活発に働く内蔵も内臓下垂になると働きが悪くなって、骨盤歪みによる内臓機能低下が起こります。
骨盤歪みによる内臓機能低下の代表的な流れとして、まず骨盤が歪むと胃が下がり始めて胃が冷たくなり、腸も冷たくなって内臓全体も冷たくなってしまうのです。
特に下腹部に位置する膀胱・子宮・卵巣などは、下がってくる臓器に押しつぶされて冷たくなり、体から熱を発生しにくくなるために体温も下がりやすくなります。
また内臓に近いウエスト周辺は、脂肪の住みどころになるので脂肪もつきやすくなるのです。
それから内臓下垂で自律神経の交感神経が過剰に働きやすくなることから、内蔵機能が良くなる副交感神経が働きにくくなって消化機能にも影響が出てきます。
骨盤歪みによる内臓機能低下で消化機能がおちると代謝が悪くなり太りやすくなるのです。
さらに骨盤の歪みで骨盤底筋郡が弱くなると、内臓に与える影響以外にも尿漏れ・性器脱・膀胱痛などといった症状もひき起こすこともあります。

骨盤の歪みをリセット

こうした骨盤歪みによる内臓機能低下や姿勢に与える影響を回避するためには骨盤のリセットが必要で、硬くなった筋肉をほぐす、骨盤の位置を矯正するといった2つの要素が必要です。
特に中高年の場合は、筋肉緊張が慢性化しているケースが多いため、筋肉をほぐしながら骨盤の位置を矯正する運動が適しています。
リセットするための運動は様々ありますが、腰椎振り子運動や左右回転運動は自宅でも無理なくできるものです。
腰椎振り子運動は、腰と床の間に手がスッと入る状態で仰向けに寝て足をまっすぐ伸ばします。
この時に手が入らないほど腰が床についていたり、握りこぶしが入るほど浮いた状態なら骨盤に歪みがある可能性があるのです。
また仙骨が床に当たって痛い時も骨盤が傾いている可能性があるので、このような場合はカーペットの上などで運動すると良いでしょう。
運動の手順は、仰向けに寝た姿勢で両膝を立て、両腕を体の近くに添えて、腰から足の力を抜き膝をそろえて左右交互に振り子のようにゆっくり倒します。
早くやろうとすると筋肉が緊張してしまうので、体のリラックスを意識しながらゆっくりしたペースでやるのがコツです。
ちなみに毎日50回~100回程度を目安に行いましょう。
左右回転運動は上体の筋肉の緊張や捻じれを改善しながら骨盤の歪みも治す運動で、座った姿勢の運動と立った姿勢の運動があるのです。
座った姿勢の運動は、床に座って足を伸ばし両手をお尻の横あたりに軽くつけて背筋を伸ばします。
呼吸しながら腰を軸に首から腰の筋肉を伸ばすようにゆっくり左方向へ回して右手を左手の位置までもっていき、その姿勢を3秒ほどキープしたら元の姿勢に戻り体の力を抜くのです。
次に右方向へ同様に回転させて、その姿勢を3秒ほどキープすると言った運動を左右交互に10回程度行います。
ただ骨盤をリセットしても筋肉量が減少した状態や日常の姿勢が良くないと、すぐに元に戻って歪んでしまいます。
ですから、骨盤と関連が深い腹筋と大腰筋を維持する運動と、日常の姿勢に注意することも大事になるのです。

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