女性の7割の方が首コリ肩コリで悩んでいる
2018-12-19
女性の7割が首こりに悩まされている
スマホやパソコン、育児に家事などで肩や首を酷使しがちな女性が多くて首コリの悩みは尽きません。
実に女性の7割が首コリに悩まされていて、特にフルタイム勤務でスマホやパソコンを日常的に利用している方に多いことが分かっているのです。
また、季節としては生活環境が大きく変わる春から初夏にかけて多く見られます。
このように女性の方がスマホやパソコンによる首コリになりやすいのは、一般的に男性と比較して女性の方が首が細長くて、少ない筋肉で頭を支えているために血流が滞りがちだからです。
また、人間の頭の重さは約5~8kg程度と言われていて、その重たい頭を首が支えて、しかも上下左右に屈伸・回旋など複雑な動きをコントロールしていることも影響しています。
スマホやパソコンによる首コリだけではない
現在ではスマートフォンの国内普及率はとても高くて、ほとんどの方がスマホを持ち利用しているのです。
その証拠に電車に乗ると車両内の全員がスマホを操作しているといった光景も日常茶飯事で、生活に欠かせない存在になっています。
また1日の利用時間の平均は約1時間50分と言われていて、メールや電話だけではなくてSNS系やニュースなどの情報系、スマホならではのアプリケーションを使うなどといった理由で時間が長くなっているのです。
しかし、長時間のスマホの使用によって、肩こり・首コリ・腱鞘炎・眼精疲労・視力低下・ドライアイ・スマホ肘・スマホ巻き肩・ドケルバン病・VDT症候群・うつ症状などを引き起こすこともあります。
このような症状の総称がスマートフォン症候群で、スマホの利用はこうした身体の不調だけではなくて、スマホがないと不安などのスマホ依存症も問題になっているのです。
同様にパソコン仕事などで長時間同じ姿勢をすることにより、首や肩の筋肉が緊張し続けて大きな負担になっていることもあります。
血液を送り出すポンプのような働きが筋肉にはあるので、筋肉の緊張が継続することで血めぐりが悪くなって、首や肩のコリや痛みを招く原因になるのです。
特に、前のめりやうつむき加減の姿勢でパソコンを操作し続けていると、背骨の本来のカーブがなくなって、首よりも頭が前に出てしまうという指摘もあります。
首から腰に至る背骨のカーブは衝撃を吸収したり、肩こりや首こりを防いだりする役目があるため、カーブがなくなると疲れや痛みが出やすくなるのです。
1日中パソコン作業をしている、ディスプレーや書類を長時間見ている方は、首や肩に負担をかけにくい正しい姿勢で作業できる環境に整える必要があります。
また、1時間に一度は10~15分程度の休憩をとるとか、ストレッチで筋肉をほぐとか、遠くの景色を眺めるなどして心身のリフレッシュも心がけると良いです。
スマホやパソコンによる首コリを予防する環境
スマホやパソコンによる首コリなどの不調を予防するためには、自分に適したセルフケアを上手に取り入れることも大切になります。
ただセルフケアをする前に、自分の体に適した作業環境・使用環境を整えることも、首や肩への負担を減らすことは非常に大切になるのです。
パソコンを長時間操作する場合には、椅子の高さは足の裏全体が床にくっつく高さに調節して、さらに腰をかけた時に膝頭の位置がお尻よりも少し高い位置になるように調節しましょう。
もし椅子の高さを変えられない時には、足元に台を置いて調節するのもひとつの方法です。
軟らかい椅子は気持ちよさそうなイメージですが、首や肩にやさしい環境にするには硬めの座面の方が良いので、椅子自体を替えられないのなら硬めの座布団を活用するのも一つの方法としてあります。
椅子自体を替えられるなら、深く腰をかけた場合に膝裏と座面のふちの間に、こぶし一つ程度の空間ができる椅子にするのが理想的で、座面のお尻側が膝側よりも少し低く傾斜しているかもチェックすると良いです。
また背もたれも重要なポイントで、背中のS字型カーブにフィットして肩甲骨の下まで届いている椅子を選択しましょう。
それから椅子を見直したらディスプレーの高さの調整も必要で、このような環境作りはスマホ操作にも共通していることです。
スマホやパソコンによる首コリのセルフケア
スマホやパソコンだけではなくて、エアコンが効きすぎた冷える職場で同じ姿勢を続けることも、疲れやコリを悪化させることになります。
それは、冷えで筋肉が緊張し続けると血行が悪くなって、疲労物質や発痛物質が適切に排出されずに滞留するからです。
そのような場合のセルフケアとしては、襟のある服を着る、スカーフを巻くなどといった対策で首や肩を冷やさないようにしたり、貼る使い捨てカイロで肩や首を温めたりすることをおすすめします。
スマホやパソコンによる体の疲れや不快感は、目の疲れと直結していることも多くてパソコンなどを使う作業をしている人で、身体的な疲労や症状を感じている人の90%以上が目の疲れ・痛みを感じているのです。
このような場合は蒸しタオルなどで目を温めるのがおすすめで、それにより目のピント調節力の改善やリラックスにもつながります。
また疲れた目を温めることによって、首や肩のコリが和らぐこともあるのです。
長時間のデスクワークやスマホ操作で前のめりの姿勢を続けていると、緩やかなカーブを描いていた首の骨がまっすぐ伸びたストレートネックになる場合があります。
首の骨のカーブは首や肩の疲れを予防する働きもあるので、ストレートネックになってしまうと首や肩の筋肉に大きな負担がかかるのです。
これを予防するセルフケアとしてはバスタオルを丸めた首枕がおすすめで、寝る時に首の下に置くと本来の首の骨のカーブに近づくことができます。
スマホやパソコンによる首コリが酷い時には、できるだけ湯船につかって温熱作用により血めぐりを改善することが大切です。
湯船に浸かることは体に水圧がかかるので、足のむくみが気になっている人にも効果的なため、38~40℃程度のお湯に10分以上は浸かってじっくりと温まりましょう。
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※あくまで健康知識であり、内容について保証するものではありません。