産後のぽっこりお腹
2018-11-12
ぽっこりお腹の原因は腹筋の衰え?
ぽっこりお腹になってしまう主な原因としてはいくつか考えられて、どれかひとつが原因でなっているというよりも、複数の原因が重なることがほとんどです。
そのひとつの原因として挙げられるのは腹筋の衰えで、具体的にはお腹前面の腹直筋や脇腹の腹斜筋、腹部インナーマッスルの腹横筋などが衰えることが影響します。
なぜ、こうした筋肉が衰えるとお腹が出てしまうのかというと、腹筋が内臓の位置を保つという働きを担っているからです。
つまり、腹筋が衰えることによって支えを失った内臓の位置が、本来あるべき位置よりも下がってしまって、結果的に下腹がぽっこりと出てしまいます。
また、このように内臓の位置が下がると内臓の働きが鈍くなって、腸の蠕動運動の鈍化や腸内環境の乱れなどを引き起こしてしまうのです。
その結果、腸内にガスが溜まりやすくなったり、代謝が悪くなったりする可能性もあって便秘や肥満につながります。
ですから運動不足気味の方は、腹筋を鍛える筋力トレーニングに取り組むと共に、野菜をあまり食べない・脂っこいものを食べることが多いなどの方は食生活の改善に取り組む必要があるのです。
もうひとつ腹筋が衰えてしまう理由として考えられることは、単純に運動不足ということもあります。
それと共にデスクワークやスマホ利用の時間が長くて、前屈みの姿勢が常態化して腹筋が使われないことも大きく影響しているのです。
猫背でお腹がぽっこり出ているという方は、腹筋と共に背中の筋肉も衰えている可能性があるので、筋トレなどを実施して筋肉を鍛える必要があります。
原因は姿勢や骨盤の歪み?
猫背など姿勢の悪い人は、正常にお腹の筋肉を使えなくてお腹に脂肪が溜まってしまうので、猫背で姿勢が悪い人はぽっこりお腹になりやすい傾向にあるのです。
また姿勢が悪いと本来は体を支えるために使用する筋肉を使えていないために、筋肉ではなくて骨で体を支えて、それにより体が歪んで代謝が落ちています。
体の歪みで代謝が落ちるとその分お腹に脂肪がつきやすくなって、ぽっこりお腹が出てしまうことにもなるのです。
それから、腹筋の衰えと共に骨盤の歪みにより内臓下垂を招くこともあります。
骨盤が歪む原因は様々で一概には断定できませんが、足を組む、左右のどちらかの肩にばかりバッグをかけるなどの悪い生活習慣が原因になっていることが多いです。
ただ何の知識もない素人が骨盤の歪みを判断するのは難しいですし、間違った骨盤矯正をすると逆効果になってしまいます。
ですから、骨盤が歪んでいるのではと心当たりがある場合には、医師・整体師・トレーナーなど体の専門家に相談してチェックすることが大事です。
適切な診断結果を基に正しい矯正方法で骨盤の歪みを解消してもらうと共に、セルフケアの方法やアドバイスしてもらうと良いでしょう。
原因は皮下脂肪や内臓脂肪がついている?
ぽっこりお腹になってしまうパターンのひとつとして、もともと脂肪がつきやすい傾向にあるお腹周りに体脂肪が付くことが考えられるのです。
体脂肪は主に皮下脂肪と内臓脂肪の二つに大別されて、一般的に男性の場合は内臓脂肪が付きやすくて、女性の場合は皮下脂肪が付きやすいと言われています。
ちなみに、男性に付きやすいと言われる内臓脂肪は、外見からは分かりにくいですが、食事改善をすることで比較的短期間で落ちやすいです。
一方、女性に付きやすいと言われる皮下脂肪は、お腹を触った時に掴めて内臓脂肪と比較して落とすのが難しく、運動と食事によるダイエットを実施して落とす必要があります。
ただ、皮下脂肪は女性に内臓脂肪は男性に付きやすいというのはあくまでも傾向なので、皮下脂肪と内臓脂肪どちらにも注意が必要になるのです。
解消法は筋トレで腹筋を鍛える
ぽっこりお腹を解消するには、筋トレで腹筋を鍛えることで内臓を支える力を取り戻すことが大切ですし、姿勢を保つ役割が腹筋にあるため腹筋を鍛えて良い姿勢を保つことも大事です。
腹直筋は、体を折りたたむ動きにより、腹斜筋は体を捻じる動きで、腹横筋はお腹に力を込めることによって鍛えることができます。
それから、内ももにある内転筋は骨盤を支える働きもあるので、内ももの筋肉が衰えることで骨盤が歪むことがあるのです。
また内転筋は意識的に使う筋肉ではないので、気づかないうちに衰えていることも考えられます。
ですから、足を左右に開閉する動きなど意識して内転筋の筋トレに励むことで、内ももの筋肉の衰えが改善できる可能性があって、それにより骨盤の歪みとぽっこりお腹が解消されることもあるのです。
解消法は背中の筋肉を刺激して鍛える
腹筋以外にも正しい姿勢の維持に関係する背中の脊柱起立筋や肩の僧帽筋を鍛えることも、姿勢の改善につながるので解消法となります。
姿勢に関係ないように感じられますが、僧帽筋が衰えると肩甲骨が開きやすくなって、肩が前にやすくなるので猫背になりやすいのです。
また、悪い姿勢が継続されるとその状態で筋肉が固まってしまう場合があるので、ストレッチにより筋肉をほぐしてから筋トレを実施した方が効果が出やすくなります。
体を反らす背筋運動で脊柱起立筋が、肩甲骨を閉じる動きで僧帽筋が鍛えることができるのです。
解消法は食生活を改善する
食物繊維不足で腸内細菌のバランスが乱れると、便秘だけではなくて腸内でガスが発生してお腹が張るので、ぽっこりお腹を引き起こしてしまいます。
食物繊維には腸内環境を整える効果があるので、意識して食物繊維を摂取することが大事です。
また食物繊維には、腸内で水分を吸収して膨らむことで便の量を増す働きがあって、便がスムーズに肛門へ運ばれやすくなります。
それからダイエットで皮下脂肪を取り除くことも解消法になるので、有酸素運動で消費カロリー量を増やすと良いです。
ただ有酸素運動は脂肪だけではなくて筋肉も落ちてしまうので、筋トレによるダイエットがおすすめですし、栄養バランスの整った食事を三食きちんととることが大切になります。
天白区 ぽっこりお腹なら、「かわい接骨院」にお任せください。
※あくまで健康知識であり、内容について保証するものではありません。