産後の肩こり
2018-11-04
産後の肩こりが起こる原因
産後に肩こりで悩まされるお母さんも多くて、今までは肩こりの経験がなった人も出産をきっかけに肩こりになることもあります。
また、産後に発生する体の不調が多すぎて、どれが肩こりなのか判断できないけど、辛い症状が方に起こるというお母さんもいるのです。
それから日常生活で肩を使用しないことがないので、肩を動かすだけで痛みを感じたり、違和感を覚えたりすることもとても辛いでしょう。
特に産後は、赤ちゃんのお世話をするために、普段以上に肩を使用するので産後の肩こりはとても厄介なものです。
産後に肩こりが起こる原因は、何かと赤ちゃんを抱っこする回数が頻繁になることで、肩や背中の筋肉に多大な負担がかかってしまうというのがあります。
肩を休ませる時間がなかなかないために疲れは溜まる一方になって、解消できない負担が肩こりへとつながってしまうのです。
授乳する時の姿勢も肩こりを引き起こす原因で、授乳時に前屈みの姿勢になることにより、肩や背中に頭の重さがかかりやすいからと考えられます。
妊娠中は母体やお腹の赤ちゃんのことを考慮して運動不足になってしまいますし、産後は育児の忙しさによって運動が疎かになってしまうものです。
このように日常生活で運動不足になってしまうと血液の循環が悪くなって、それにより肩こりを引き起こしますし酷くしてしまいます。
また運動不足と共にストレスが溜まってしまうことも、血行不良を招く原因になって肩こりが酷くなる可能性があるのです。
それから、産後は肩を酷使するので本来なら休憩時間が大事になってくるのですが、どうしても休みが取れないため肩の筋肉に疲労が溜まって肩こりになってしまいます。
体の歪みで肩こりに
妊娠中から産後にかけては、リラキシンというホルモンの作用により骨盤や靭帯などが緩みやすくなって、それにより骨盤も歪みやすい時期です。
この骨盤の歪みも肩こりを引き起こす原因のひとつで、骨盤が歪むと頭の位置が傾いてしまいますし、姿勢も崩れてしまうために頭の重さによる肩や背中への負担がさらに大きいものになります。
また、こうした体の歪みによりストレートネックになって、首の痛みの原因になると共に背中の痛みや腰痛、肩こりの原因になってしまうこともあるのです。
ちなみにストレートネックというのは、首は通常緩い曲線を描いているのですが、このあるべきはずのカーブがなくなって真っ直ぐになってしまっている状態になります。
このような状態になってしまうのは、体の歪みや姿勢の悪さなどが考えられる他にも、スマートフォンの使い過ぎも原因として挙げられるのです。
スマートフォンの使用は産後のお母さんの気分転換のひとつにもつながるのですが、使い過ぎると首の歪みにもつながるので注意が必要と言えます。
放っておくとどうなるのか?
産後の肩こりの初期症状を我慢して放っておくと、徐々に症状が悪化してしまう可能性が高いです。
では肩こりを放っておくとどのような症状が心配されるのかというと、まずは肩への痛みが強くなるだけではなくて、首に痛みが出たり頭痛を感じたりするようになります。
これは肩と首の筋肉、頭の筋肉が繋がっているためで、首の違和感程度のものが、頭を締め付けられているような頭痛に悪化してしまうケースもあるのです。
肩への圧迫感や違和感などを放っておくとさらに痛みが悪化して、最初は耐えられる痛みでも我慢できない痛みになってきてしまいます。
こうした痛みは全身の倦怠感やめまいを引き起こしてしまいますし、痛みが酷いあまり吐き気を感じて寝込んでしまう場合もあるので要注意です。
肩こりは肩の筋肉が硬くなっている状態で、その影響により血管が押しつぶされて血流が悪くなってしまいます。
母乳はお母さんの血液から作られるので、血行不良になってしまうと母乳の出も悪くなってしまうのです。
肩こりを放っておくと痛みだけではなくて、手足にしびれが発生する場合もあります。
しびれの程度は、ちょっとしびれを感じる場合もあれば、正座をした時のような強いしびれ、酷い場合には触れられても感覚がないといったケースがあるのです。
ただしびれの原因は肩こりによる血行不良だけではなくて、神経の圧迫やストレートネック、他の病気の可能性も考えられるので、安易な自己判断はしないようにしましょう。
産後の肩こりを放っておくと眼精疲労になりやすくなったり、血行不良によって抜け毛や肌荒れが酷くなったりすることもあるのです。
それから、肩の痛みや違和感が単なる肩こりではなくて、脳梗塞や脳出血のサインの場合や心筋梗塞の可能性もあります。
このように肩こりかと思っていたら違う病気のサインというケースも捨てきれないので、症状が酷くなっているような場合には、自己判断をしないで病院に相談することも大切です。
産後の肩こりを解消する方法は?
効果には個人差がありますし、対策をしたからと言って必ずしも症状が解消するとは限りませんが、肩こりへの対策をすることで症状が緩和することがあります。
ですから自宅でもできる対処法を試してみることはおすすめですが、先にも触れたように対策をしても症状に改善が見られない場合には、我慢することなく医師に相談することが大事です。
対処法としては、授乳時などの姿勢を意識することが大切で、猫背になっていたり前傾姿勢になっていたりするのなら、背筋を伸ばすように心掛けましょう。
意識しても難しい場合には、授乳クッションなどのグッズを活用して、肩へ負担のかからない姿勢にすることです。
また、それと共に整体院や整骨院などで骨盤矯正をして骨盤の歪みを整えることや、首のズレを整えることもおすすめします。
ストレスによる筋肉の緊張も原因として考えられるので、上手にストレス発散することも対処法になるのです。
それから筋肉のコンディションを良くするマッサージやストレッチなどもおすすめですし、疲れが回復したり血液循環が良くなったりする栄養を意識的に摂取することも対処法になります。
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※あくまで健康知識であり、内容について保証するものではありません。